はあちゅう女史と働き方
来年の手帳を買ったんですがね、
これがまた今ネット界隈で話題騒然の「はあちゅう」こと伊藤春香氏プロデュースの手帳だったのですよ。
WEEKEND WISH DIARY 週末野心手帳 2018 ブルー
- 作者: ちゅうもえ,はあちゅう,村上萌
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: Diary
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別にネタ作りとかじゃなくて元々このブルーが好きな色でしてね、ジャケ買いならぬ色買い。
はあちゅう氏に対して個人的にはファンでもアンチでもないんだけど、ハリウッドの著名人が大物プロデューサーから受けたハラスメントを告発するハッシュタグ #metoo ムーブメントを受けて明かした、は氏のむかしの勤務先D通で著名クリエイターである上司(というか先輩?)から受けた仕打ちについては同情せざる得ない。
(記事はツラい内容も含まれます。精神状態によっては閲覧注意かも)
は氏も過去にSNSで性的属性や状態をイジる発言があって、下品だなぁと思ったことがあった。そんな文化にドップリな人同士の、どっちもどっちな案件なのかなとも思ったけど、加害者とされる岸勇希氏はnoteに謝罪文だすも自己保身モロ出し、Twitterアカウントは削除、独立後就任したカイシャの代表辞める等、逃げの姿勢。自ら反論できる場を放棄してどーするよ。つまりその、ハラスメントって認識があったってことだよね。それとも、「とりあえず今やべぇから雲隠れ」ってとこなのかな。
インタビュー読むと、ある種の被洗脳状態にされていたようにも思える。
偏差値高めの学校出たての20代のムスメがね、大手広告代理店にシューショクしてさ、本人もムチャクチャ頑張っただろうしこれでワタシも勝ち組仲間入りしたと若干邪な思いも抱きつつさてこれから頑張ろうと強い抱負を持って仕事に取り組んだ。
新人だから当然仕事の進め方なんて分からない。会社独自のルールだってあるし、社内で熟練した誰かに頼るしかない。その頼る人が、社内外で一目置かれるような大先輩。そりゃーあやかりたい。
でも現実は激務で理不尽でおかしいと思うところが多々。それでもしがみつくしかない。
だって勿体ないって思っちゃうもんね。いまの日本じゃ転職キビしいとか次の再就職の企業ではランク下がるとか石の上にも3年とか、謎な価値観植えつけられているから、理不尽な目に遭っても体調おかしくなっても直ぐには辞められない。
ましてやD通みたいに長時間労働だと、業界以外での働き方や価値観に触れる機会がなさそう。若くて真面目で世間を知らないムスメは、これが全てって思い込んじゃうよ。「そんな会社すぐ辞めればいいのに。貴女なら別な会社でもやっていけるよ」って言っても響かない、通じないんだよ。
それでも周りの人はメッセージ発し続けてほしい。当事者は視野狭窄になっているから。
いまアラフォー超えた自分なら真っ先に逃げ出しますけどね、そんなパワハラ環境。
忍耐力なんて付きせんよ、削られて性格歪むだけ。